まおさんday's

舞台熱復活の始まりは浜尾京介。 舞台関連過多の、つぶやき、妄想ブログです。かなり偏ってますので合わないと思われる方は、はいまわれ右!

WORLD~ beyond the destiny~ 観劇

謎の爆弾犯と歌舞伎町を牛耳る中国マフィアと警察。


日本にいらないものを一掃する。
彼らは日本を変えようとしたのか。


一つの事件を軸に、16年前の殺人事件とそれにまつわる多くの人生が解き明かされていく。


2時間枠のサスペンスドラマを見ているような感覚でした。

どこに視点を置くかで、正義も不条理も変わってしまう物語の中で、2つの権力(警察組織と黒社会)になじんで泳いでいるかのような谷さんが、とても熱くて筋が通っていると強く感じたのは、終盤の総監を撃とうとした時でした。

柳原君を見て「ごめんな」と言った泣き笑いのような表情。

あの時の谷さんから見て総監は罪を重ねた、裁かれるべき人だけど、柳原君にとっては大事な父親だと分かっているからのつぶやきだったんだと、あの表情だったんだなぁと感じたので。
結局その思いは貫くことができず(谷さんを罪人にしたくない人たちのおかげで)総監は縛につき、楊は"国交"という手形を切って本国へ一時帰参。
外交上のしがらみで裁けないこともまた不条理としか・・・。

でも、独り勝ちしたように見える楊も、自分が守るべき黒社会にダメージを受け、何より大切にしてきた同胞の命を失っている。
さらには切れない縁を感じた息子を、自ら手を放すことで失う。
親であることと、組織の頭であることの両立ができなかったということか・・・と解釈したのですが、あれだと切り捨てたようにも見えるかなぁ。
(裏まで読みすぎなのかもしれませんけどww)


誰一人、これでよかったと笑える結末ではなかったですが、確かに「リアルに人が生きている」お芝居だったのかなと。
これは映像で見たら面白いだろうなぁ。 ← どなたか撮らないですかね(^^;)


その感覚でいうと、ちょっと主役の二人は背景も表現も弱かったかな、と思えて残念ですが。もうちょっと掘り下げてくれればな…。(カテコやブログでの後出しじゃなく、舞台上で見せてくれたらもっと良かったのになぁ)


照明や暗転をうまく使った場面転換や、飽きさせないスピードの展開。
座る位置によってはあの照明はきつかったけど、メリハリがはっきりしていてわかりやすかったかな。


久々のストレートプレイ。たいへん面白かったです。はい。